上海 ❀ 大学のキャンパス
私が通う大学のキャンパスについて書きたいと思います〜
オーラがあって綺麗なのは綺麗ですが
とにかく大きい!!!!!!毎日往復5キロは歩いてる。
でもこの大きさは中国内では「そんなに大きくない」サイズらしい。感覚狂っとる…
よく映画やドラマの撮影場所になっていて、一昨年ヒットしていたドラマ『微微一笑很倾城』(邦題:シンデレラはオンライン中!)の舞台にもなってました。
教室とかそのまんま明法楼の东楼
このバスケットコートも、私の大学内ではないけどいつも行ってる文汇路のカフェの向かいにある。笑
宿舎が異様に綺麗だから、コレ絶対うちの大学ちゃうやろ〜!と思ってたら宿舎のみ上海外国語大学で撮影したらしい。ちゃっかりいいとこ取りか
このドラマは主人公の超絶美男美女がそれぞれゲーマーで、2人はオンラインゲーム内で夫婦、実生活でも同じ大学内のエリートイケメン(頭脳明晰で会社持ち)と学園のマドンナ(頭脳明晰の美女)っていう設定のラブストーリー。
楽天TVに載ってたあらすじがカオスで笑ったんだけど
ネットゲームが大好きな女子大生ウェイウェイは、憧れの先輩シャオ・ナイに片想い中。その彼は学校中の女子から“王子様”と呼ばれるパーフェクト男子だった。ある日、ゲーム内の夫に振られバツイチとなったウェイウェイは、ランキング1位のプレイヤー“奈何(ルビ:ないか)”から突然の求婚を受ける。驚きつつも承諾したウェイウェイだが、なんと彼の正体こそがシャオ・ナイだった! シャオ・ナイは正体を隠したまま、現実でもウェイウェイにアプローチをかけはじめ…。一方、何も知らないウェイウェイは次第に“奈何”に惹かれていき、ついに会う約束をするが―!?
あらすじ複雑すぎる〜!!!
登場人物全員ゲーマーだから、「じゃあ8時にオンラインで会おう!」とかナチュラルに言ってて面白い。
ゲームでのオンラインデートとかしてて
何この状況
ゲーム内こんなファンタジーだけど実際は宿舎に篭ってパソコンカタカタゲームしてるだけ
中国の宿舎がこんな綺麗な訳無いだろ〜〜〜〜〜
デート中は膝上にノートPCマスト
3話しか見てないけどドラマ内の役者さんの衣装がいつもダサすぎて泣けた
真ん中の子、毎回謎にチェック柄のめっちゃダサいシャツ着せられててほんと同情…他の登場人物もなんかスーパーに売ってる小中学生向けの服みたいな感じでびっくり。絶対役者さんの私服のほうがオシャレやろ‥
何そのワッペン!!!
奇天烈な配色と肩の湿疹デザインなに〜〜!!!
トップスもはや抽象画
見てると鬱になりそうなデザイン
でも実生活でも、中国の街中のお店のショーウィンドウとか割りとこんな感じだったからあっちの人が好むテイストなのかも…。
あと中国あるある、
男性の角刈り率
本当に謎、この世界で角刈りが似合う人の方が圧倒的に少数派じゃない!?!?!?なぜ皆さん角刈り!?!美容師が角刈りにしかできないのか、国民が角刈り好きすぎるのか誰に責任あるか知らんけど責任者と対談したい…
中国あるある、電気バイク
これとかザ・中国の大学生活の風景って感じ〜
キャンパス内とにかく広いので、皆電気バイクに乗ってる。大学や寮内に充電場所も修理店もあるので日本で言う自転車感覚で皆持ってる。
実際に電気バイクに乗っている私の友達
私もよく後ろに乗ってます
そういえば中国人の友達に「最近、微微一笑很倾城見てるよ!」って言った時、「あー、あの脳みそ偏差値ゼロのドラマ?」って言われた(笑) そしてハマれず、結局3話くらいで見るのやめちゃいました…
でも誰でもゆるく楽しめるドラマで超ヒットしてたし何より主役が美男美女なので中国語学習者におすすめ〜〜
再生回数は1話だけで余裕の10億超え(チャイナ規模)
youkuで全話無料で見れます
日本語字幕版もGYAOとかツタヤとかにあるっぽい。
話を戻して、これが大学の図書館
自習室を使う時は事前にタッチパネルで空席を確認して学生証で席を確保するシステムで、なんて効率的なんだ〜!!と感動した。夜は10時半まで空いてる。私の日本で通ってる大学の図書館もこうなってほしい・・・
椅子が硬くて2回しか利用しなかったけど来学期はもっと頻繁に通おうかなー。
仕事しない国際課のオフィスがある建物
寮からこの建物まで2.5キロくらいある。遠!い!!
建前では先生たちの勤務時間は午前の部が8時半〜11時半、11時半〜13時半までランチタイム、13時半から16時半まで午後の部とはなってるけど
11時20分くらいで既に午前は締め切られたり、「え、今日の午後?14時半からにして」とか言われたり、「私16時のバスに乗るからそれまでに来て」とか言われたり(自由か)
勤務時間の半分以上がランチタイムみたいなことになってる。用がある場合は事前にアポ取るの必須。労働環境良すぎるやろ。「私もここで働きたい!!」と留学生同士の間で話題。仕事してほしい
教室は平日も土日も夜10時位まで空いていて、たくさんの生徒が自習してる。生徒も勉強熱心だし、学習環境が整ってるな〜と感じる。私と友達はカフェで自習と言う名の雑談会もしくは各自趣味没頭時間ばっかりしてましたが…
中国の大学生は基本的に寮住まいで、4人部屋、共有風呂トイレ(風呂の利用時間決められてる)、門限あり、大学の勉強や課題に追われるという缶詰生活を送ってます。本当に家族のような友人ができるし勉強に専念できる反面、ストレスも半端なさそう。留学生は別の宿舎に住んでて部屋も全然違うので、中国人学生に比べるともっと緩い生活です。絶対あんなのついていけん‥
そして私の大学は、成績不振や司法試験不合格などの理由で自殺する学生が多いという事実があります。場所はだいたい宿舎や校舎などで。恐らく私の大学だけでなく中国にある他の大学もそうだと思う。ただ、こういうことは明るみにならない(ニュースでも報道されない)ので、自殺者数や割合など正確な数値はわからないけど…。
基本的に寮住まい+勉強勉強の日々なのでノイローゼになってもおかしくない。しかも大学には日本の大学にあるような悩み相談室やメンタルケア、サポートの機関が無い。私の住んでいる生活区だけで毎年何件も自殺があるので、周りは「またあそこで自殺者出たらしいよ〜」みたいな反応。自殺方法は飛び降りが多い。
秋冬学期、私が登校していた頃も「先週末にあの通路から誰か飛び降りたらしいよ。下の噴水は血の海になってたとか」っていう話を聞いて超ショックだった。それを聞いた日は月曜日で、多分その自殺から3日くらいしか経ってなかったけど普通にその校舎は開放されてたし、噴水がある場所も何事もなかったかのような感じだった。花束も無かったし何のお知らせも貼り出されて無かったし…。こんなの社会問題レベルだと思うけど、向こうでは当たり前なのか…‥とカルチャーショック(に入るのか?)。
地方から来た学生なんかは、家が貧しくて学費と生活費でも大変なのに留年だなんて親に申し訳ない、この先やっていけない、と追い詰められて自殺してしまうことも多いらしい‥。大学にもっと逃げ場所が必要だし、改善される日が来るのを願います。
冒頭でふざけたドラマを紹介して締めにシリアスな話題をぶっこんだり、振れ幅がすごいですが
次の記事では寮や生活について書きたいと思います〜